自動車って自動じゃなくね?

 

この前研究室でなんとなく話してた時に中国人留学生の子が

 

「自動車って自動運転の車のことですか?」と聞いていて

 

いやー違うよと説明しようとしたんだけど

 

「てか自動車って自動じゃねえじゃん!!!」

 

となったわけです

 

僕なりになんで自動車は自動車になったのか考えたんですが

 

自動車ってアメリカで発明されたもので英語だと「automobile」じゃないですか

 

分解すると

  • auto:「自身の」「独自の」「自己の」
  • mobile:「可動性の」「動き回れる」

まあ要は自分で動き回れるやつってことすかね?

 

車ができる以前は一番強い移動手段は馬車だったわけなので

 

馬車の後ろの箱の部分に注目すると

 

「(馬の力がないと)動けない箱」から「(中のエンジンで)自ら動ける箱」にパワーアップしたわけです

 

あーこの箱自ら動けるやん!だから自動車だ!ってことですね

 

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渾身の一発書き



つまりautoはautomaticの意味ではなかったのです

 

しかし日本だと自動はほとんどautomaticの意味で使うので

 

僕みたいに自動車って自動じゃなくない?wow wow ↑となってしまってるわけですね

 

明治期の和訳が微妙だった単語って結構ありますけど、時代と共に捉え方は変わるので難しいですよね

 

当時はまさか「自動」で動く車ができるなんて思ってなかったでしょうし

 

そんな自動運転の機運高まるこの頃ですが、僕はというと今年の夏免許を取りに行きます

 

自ら運転する感覚を身につけた上で自動運転の時代に行きたいなと

 

僕らの子供からすると「自分で運転なんてイカれてるぜ」という価値観なんでしょうけど

 

やっぱその時代の人にしかもてない感覚は一度もっておかないともったいないなって思うわけですよ

 

アップデートはできますからね

 

楽しくぶーぶーしてこよう

 

 

【反省録】メルカリで失敗した話

 

やっちゃった...

 

家の物の整理も兼ねて、最近メルカリをはじめたんですよね

 

来年からITベンチャーで働く者としても、今をときめくメルカリを使ってみないとなあという思いも

 

初めてみたら思ったより売れるものたくさんあって、意外と配送も簡単で、るんるんなメルカリデビューを果たしたわけです

 

しかし7取引目にしてシンプルな大失敗をしました

 

2つの商品をまとめてコンビニで配送する時に宛先を取り違えてしまった

 

取り違えてしまったのはジャグリングの教本と、ふともも写真展の写真集

 

今日帰宅してふと通知を見ると、写真集側の取引相手からよく分からない商品が入っていると激オコなメッセージが

 

心臓バクバク

 

もう片方は幸いまだ配達中のため、配達中止要請を出しました

 

間違って届いたのがふとももの方じゃなくて良かった...

 

人生で初めて知らない人に対して平謝りをしました

 

初体験とかいうとポップな感じで、お前反省しとるんかってなりそうなんだけど、とても心が痛かった

 

平謝りするシーンって、飲食店でクレーム対応するときっていうイメージがあって、クレーム対応とかしたことない自分にとってはある意味貴重な経験でした

 

社会出たらいくらでもあるぞとか、あまあまぼっちゃんやなみたいな声が聞こえてきそうですが、社会に出る前に経験できてよかった

 

普段はピチピチのギャルでも、居酒屋で働いてるときはパリッと店員モードに入れてる人とかいるわけじゃないですか

 

僕はお客様に対して責任を持つという意識をしっかりもったことがなかったので、今回の件はいい勉強になったなと思いつつ、反省しております

 

取り違いに至るまで、後悔の残る思考

 

状況を説明させてください

 

今回の出品は2つとも本であったため、出品前からこれ取り違えたら怖いなという意識はあったんですよね

 

 

そして取り違えを防ぎ得た分岐が3つ

 

1つ目は包装したあとに「これ間違えそうだから袋の外側に商品名書いとくべきかな?」と考えたタイミング

 

これに関して、「外側になんか書くの良くないか」とか「ふとももって書いてあったらやばいか」とか考えてるうちに

 

「まあゆうて把握できるっしょ」な感じになってしまいスルー

 

類似商品同時配送による取り違いが発生する危険性を過小評価してしまった

 

そして2つ目はローソンで受け渡しをした時のこと

 

宛先のシールをはって、最後の最後に店員に渡す時

 

「もっかい確認させてください」って言ったんですよ僕

 

ただ、レジでそんなに時間取らせると迷惑だな、みたいな焦りがあって

 

軽く袋をタッチして「あ、大丈夫です」と渡してしまった

 

実際には確証を得られるほど確かめることはできていなかったのですが、反射的に大丈夫ですと言ってしまった手前、そのまま店をあとにしてしまいました

 

3つ目は家に帰ってから、やはり取り違えていたらどうしようと思い直したタイミング

 

ただ、さっき直前に確認したという行動実績、外は雨が降っていて家を出たくないという気持ちが

 

「まあ多分大丈夫だろー」となり、結局スルーにつながってしまいました

 

 

正常性バイアスが違和感を放置させた

 

今回の失敗はなぜ起きたのかを考えたとき、そして過去の失敗を振り返ってみた時、「正常性バイアス」というのがひとつキーワードだと思いました

 

正常性バイアス(せいじょうせいバイアス、Normalcy bias)とは、認知バイアスの一種。社会心理学災害心理学などで使用されている心理学用語で、自分にとって都合の悪い情報を無視したり、過小評価したりしてしまう人の特性のこと。 (wikipediaより) 

 

正直間違えやすそうだけど、まあ分かるだろうと状況を過小評価しましたね

 

この時気づいてはいたものの、正常性バイアスによって手を動かすまでのハードルが高くなり、気づきながらの放置に至る

 

僕の日常のちょっとした失敗はこのパターンがとても多くて、ちょっとした違和感は感じるものの、アクションする手間を本能的な言い訳でナチュラルに回避してるパターン

 

こういう時のアクションって目先の効率だけみるとマイナスになってしまうことが多いので、スルーしがちだと思うんですよね

 

仕事だと一旦手を止めて確認作業するのって、自分のもってた流れを止める感じがしてストレスあるような

 

大体後々もっと面倒になるんですけどね...

 

ちょっとした違和感を見逃さずに、頭の中で落ち着いて対話する

 

今後意識的に頑張ります

 

あとは一度確認作業しちゃってるからもっかいするわけにはいかないぞという

 

自分の小さな損を否定したくて結局大きな損になるやつですね

 

これはサンクコストバイアスと呼ぶそう

 

埋没費用(まいぼつひよう、英: sunk cost 〈サンクコスト〉)とは、事業や行為に投下した資金・労力のうち、事業や行為の撤退・縮小・中止をしても戻って来ない資金や労力のこと (wikipediaより) 

 

サンクコストバイアスとは「もう使ってしまった既に何の意味もないものによって意思決定がゆがまされること」

 

行列並んだら意外と長くて、でも20分並んじゃってるから今更他の店にも変えれない

 

結局トータルで店変えたときよりも時間かかっちゃって悲しみ、みたいな

 

 損切りの意思決定ってめっちゃ難しいですよね...

 

ただ今回の場合の損って、雨に少し濡れる、店員に対してちょっと恥ずかしいくらいなので乗り越え得た話だと思います

 

割とローリスク?なはずだったので、ローリスクな手間は迷いなく実行できるように刷り込んでいきたいと思います

 

ハイリスクなやつはちゃんと考えるけど

 

これからも失敗はすると思う

 

完全自責の失敗でうきうき気分のメルカリライフが淀んだわけですが

 

初めての経験で学びはありました

 

将来失敗しないためのちゃんと行動を変えていくしかないのです

 

うぃっす

NETFLIXの人事戦略が痛快だった話

 

NETFLIXの最強人事戦略」という本を読みました!

確かに本質的だけど、慣習にとらわれてはなかなか実行できない人事の考え方が目の鱗だったので記録しときます。 

 

僕が心に残ったのは主に2点です。

 

  1. 今後6ヶ月先の高い業績を実現するために人を雇い、会社にもたらす価値を元に報酬を定める

  2. 会社の目指す将来に対し才能と情熱が合っていない場合、どんな優れたメンバーでも他社での良い機会を見つけるよう支援することがお互いにとって素晴らしい結果を生む


NETFLIXと言えば皆さんご存知、全世界で1億2500万人超の会員数を擁する、ストリーミング配信サービスです。

 

そしてこれは知らなかったのですが、実はNETFLIXは1997年にDVD郵送レンタル会社からスタートしています。

 

TSUTAYAでお馴染みの延滞料を中心にそこそこの売上を上げていましたが、その収益を捨てる形で2003年から月額制に移行し、大人気のサービスとなりました。

 

2007年に会員向け動画配信サービスを始め、その後は一気にリソースをそちらに寄せて爆発的な成長を遂げていますよね。

 

時代とともに会社の事業は変化していくものですが、これほど形態を変えながら急成長することは簡単ではありません。

 

これを実現するためには、その時々で会社の目指す将来に対して圧倒的に貢献できるハイスペックな人に絞って採用する必要があります。今後6ヶ月先の高い業績を実現するために人を雇うということです。

 

決して事業規模を倍にしたいから社員を2倍にしようなんて考えてはいけません。例えばストリーミング配信のアルゴリズムを構築するエンジニアは全く労働集約的ではないので、一人の優秀な人が他の何十人分のパフォーマンスを発揮しうるのです。

 

そして社員の報酬は、煩わしく本質的ではない人事考課ではなく、シンプルに会社の業績に貢献したかで定めるべきだとしています。 どんなにやる気が合っても、必ずしも会社の業績貢献には繋がらない。やる気ある人の成長を見込んで採用しても、最終的には本人も周りもできなさにイライラして負の効果しか生まれないこともあるからです。

 

さらに突き詰めると、郵送レンタルをやるのと動画配信サービスをやるのでは、事業に求められる能力が全く違うはず。郵送レンタルを手がけていた頃にとても優秀だった人が、動画配信サービスにおいて必要な人材とは限らなくなります。

 

そして本人としても才能と情熱がありながら、動画配信サービスの会社においてはそれを活かせない。これは互いにとって良くない話です。会社の目指す方向と個人の能力の方向性が一致しない時、他社での良い機会を見つけるよう支援することがお互いにとって素晴らしい結果を生むのです。

 

もう主力事業も変わってるのに若い頃活躍してたという理由でポンコツな部長がその場所にいる意味はないのです。彼は他のサービスで遺憾なく腕をふるえる可能性があるんです。

 

聞くところによるとNETFLIXは本当にビシバシと人を解雇するらしいですが、かなりの退職金を用意して次の転職先をサポートしてあげるらしいです。転職したあとも関係は良好であることが多いとか。

 

そしてこの本の著者であり、NETFLIXの人事の力学をつくったパティ・マッコード自身も、その法に従って退職しています。なんとあっぱれ。

 

数年後にはがらりと環境が変わってしまうこの時代、個人としても自分の力を正しい方向性で 発揮できるところで働くべきだし、会社としても将来のために本当に必要な人材を素晴らしい待遇で雇うべきでしょう。

 

慣習にとらわれてなんとなく受け入れていた人事の考え方、一度見直してみるいい機会です。

 

床前思考

むむむ

 

深夜1時48分。僕は寝れていない。

やり残した作業があったので、12時半から1時ごろまで軽く作業してたら目が冴えてしまった。

 

布団に潜って目を閉じても、今日はやけに頭が働く。思考がとまらん。困った。これを機にブログにはきだしてしまおう。

 

前回の投稿からぴったり2ヶ月あいてしまった。ふと気になるテーマは思いついたりするけど、なかなか咀嚼する時間を用意できない。満員電車の隣の車両って意外と空いてるよねとか、僕のくせっ毛の生い立ちとか、大陸からみたら北方領土って割とロシアのものに見えるよなとか。

 

近頃インプット病にかかってしまっており、何かと空いた時間を使い頭にものを詰め込みたがってしまうのだ。そもそも常時インターネットにつながっているので、知らないことは調べ放題だし、Twitterでいろんな人の投稿みるのもキリないし、kindle購入やインターン先においてある書籍で読みたい本はどんどんたまるしで、インプットがやめられない。

 

ちゃんと振り返りの時間取らないと身につかないよなあ。アウトプットしないとなあ。そう思いつつなかなか習慣化できてない。仕事って緊急性も優先順位も高いから整理する習慣ついてるけど、人生そのものももう少し整理したい。自己研鑽や。

 

話変わるけど、エンジニアリングのスキルって分かりやすく武器って感じするけど、ビジネスサイドの人の武器ってなんだろう。

 

論理的思考?課題発見能力?企画力?コミュニケーション力?度胸?意思決定力?

 

7割ぐらいの情報量で決め切って、失敗成功問わずしっかりやりきる力?

 

結局総合力か。ちゃんと眠くなってきた。寝よう。

 

おやすみなさい。

深夜2時15分

「7つの習慣」を読んで

お久しぶりです。ブログの更新頻度に関して特に目標を設定していなかったので、少し忙しかったのを言い訳にしてたら期間が空いちゃいましたね。

 

目標を設定しておかないことにはしっかり行動できないことを改めて認識しました。そして思考が練りきらない段階で思ったことをTwitterに投げがち笑

 

ブログを始めた主な目的が「アウトプットをする習慣をつける」だったことを思い出しつつ、週一回の更新は心がけようと思います。慣れたら頻度あげよう。

 

昨日「7つの習慣」を読了しました。ガツーンってくるものがありました。すごい。有名な本なので読んだことある方もいると思います。本の要約をしてるサイトはたくさんあるのでここでは特にしませんが、7つの習慣だけ並べておきます。

  • 第1の習慣:主体的である
  • 第2の習慣:終わりを思い描くことから始める
  • 第3の習慣:最優先事項を優先する
  • 第4の習慣:Win-Winを考える
  • 第5の習慣:まず理解に徹し、そして理解される
  • 第6の習慣:シナジーを創り出す
  • 第7の習慣:刃を研ぐ

【要約】「7つの習慣」をめっちゃ分かりやすく解説してみた。 │ 自分ハック。

 

1989年に原著が出版された7つの習慣は、その後世界各国で翻訳されて累計3000万部以上売れている本で、僕もこの本に心打たれた一人です。すごいのは書かれていることの汎化性能がとにかく高いこと。

 

自己啓発本にありがちな小手先のテクニックではなく、原則・人格・パラダイムに力点を置いていて、根本的な生き方についての指針を示している。子供から老人まで、ブラジルだろうと縄文時代だろうと、あらゆる人が7つの習慣から学びを得ることができると感じました。

 

一つ一つの習慣がとにかく納得できる。というか、まあそれはそうだよねってなる正論そのもの。ただ非常に洗練・体系化された正論。圧倒的正論。それもそのはずで、この本は筆者が歴史の中の成功者に関する200年分の文献を緻密に調査・分析し、導き出した考え方。まとめ方が本当にきれいで感動しました。

 

あたりまえのことだけど意識しているとぜんぜん違う。実際に今まで難しかった問題、僕の場合特に家族との接し方について取り組む姿勢がガラッと変わった。確実に信じられる考えがあるとき、不安は大きく減って心に余裕が持てるようになる。宗教ってこういうことなんだろうか。この本は「聖書」としてこれから何周もしよう。

 

結構ボリューミーな本だけど、圧倒的正論に思考が相当スッキリすると思うので是非読んでみて。

あけおめ【振り返りと目標】

 

2019年になりました。特別休んでいるわけではないですが、年末年始の連休最終日ということで昨年の振り返りと今年の目標をまとめようと思います!

 

2018年振り返り

研究

現在物流がテーマの研究室で海運における市況や船舶の輸送形態についてデータを使った分析を行っています。実はまだ設立2年目の研究室で、今年大きい部屋に移ったのですが、同級生と2人で小さい部屋にパソコンを設置するところから始めたのが今では懐かしいです。思えば大学入学時は貿易船の研究をしているなんて思ってもいませんでした。ただ、物の流れに興味があったのと、物流に関連して経済や統計、データ処理の勉強もできると思って今の研究室を選びました。


研究しながら、海運が如何に我々の生活を支えているか、そして国のためにある種使命感を持って働いている海運周りの人達がいることを知りました。今の研究は需給に応じた契約、輸送航路や運航の最適化につながっているものです。現状をより良くするためにあれこれ考えて頭や手を動かすのは楽しいですし、なんらかの形で社会の役に立つ可能性もあるというのはワクワクします。

 

アカデミアには今まで積み上げられた技術や知見の山にもう一段積み込むところにロマンを感じる人もいれば、本気で世の中を良くしたい、社会の役に立ちたいという思いの人もいるでしょう。僕自身はマスとの距離が近いところにいたいなと考えているので博士課程に進むつもりはありませんが、真理を拡張していくアカデミアの人達の世界に未熟ながら関われただけでも修士に進んだ意味があったと考えています。

 

とはいえ悪くいうと熱量を持った人たちに混ぜてもらってその気になっているだけの自分です。せっかくなら居るだけではなく残り一年ちょっとで何か産みたい。正しい方向に正しい熱量をこめられるように、雑にこなしがちだった基礎や根本の部分から手を抜かず、自分ができることを拡張しながら取り組みたいです。

 

サークル

3月に所属していた2バンドでラストライブを行い、4年間続けたアカペラサークルを卒業しました。まだ1年経ってないとは思えないほど昔のことのようです。実は今も細々と活動してたりするのですが、定期的な活動はひと区切りしました。外向きの大会で何か結果を残せたわけでもないですが、4年間サークルを続けてきたことはとても貴重な経験でした。

 

同じ世界観をつくるために、やりたいことをお客さんに伝えるために精力的に活動しました。みっちり話し合って、真面目に練習したり、ふざけたり、すごく褒めてもらえたり、うまくいかなかったり。結果がでるでないにせよ、自分たちで思いを込めて演奏をつくる時間、そしてそれを届ける機会に恵まれたのは幸せでした。

 

日々の個人練習、バンドとしての活動、セクションとしての活動、サークル全体としての活動、いろんな視点や役割がサークルにはあって、考えなきゃいけないことや気をつけなきゃいけないことが違う。個人練習以外は「他者」がいるので、自分の役割を考えると同時に相手の立場、役割を意識するようになりました。大学の一学生でいるだけではこういった組織に関わる体験はできないので、そういう環境の一つに身を置けたのはよかったです。

 

僕のサークルは現役期だけで300名近いマンモスサークルで、多様な価値観やスタンスの人がいました。アカペラのつながりもアカペラに関係ないつながりも多く、いろんな人と歌ったり話したり遊んだりするのが楽しかった。特に同期の人はもう社会人として日々働いている人もいれば、遠くへ行った人もいますが、久しぶりに集まって話すと居心地が良くて。一年目の新人ライブをはじめとした熱量ある時間を共有している、共通言語をもつ人たちだからなんでしょうか。間違いなく僕の大学生活のホームでした。あまりの居心地の良さに内向的になってしまい、4年間通して外との関わりをあまり持てなかったのは反省ですが、利益や目的達成のための表面的なつながりではない、薄くても深くても帰属意識のある温かいつながりは一生の財産です。

 

就活

6月頃からそろそろ就活しないと思ってインターンにいったり面接に行ったり。初めの頃こそ右も左もわからずでしたが、いろんな学生や社会人と話して他人の価値観に触れたり、企業の課題に対して個人またはグループで考える作業は自分には楽しく、変な話ですが就活に結構はまっていました。今まで学生として親の提供してくれる環境の中で自由にやりたい放題過ごしてきたので、「社会」というものが存在していることは認識しつつも、どのように世の中が回っているのかに興味をもっていませんでした。社会の中で、会社は実現したい理念のために、ヒトを集め、モノをつくり、カネを動かしていて、一般に社会に出るということはその一員になるということなんだなと認識するようになりました。「社会」に対する見方がこれまでより一気に明瞭になった。そんな中で自分は何をしたくて何をするのか、親身に相談にのってくれた方々に支えられながら自分で考え続けました。自分の中である程度の結論が出たので最近は落ち着いていて、しばらくは社会に出るまでの実践経験を積む期間にするつもりです。

 

就活を始めた当初は将来のために、知識やスキルをつけることが重要だと考えていましたが、結局一番大切なのは人とどう関わるかといったソフト面だと考えるようになってます。仮に個人の能力値が高いのであれば周りをうまくマネジメントすることで指数関数的な増幅が期待できるし、能力値が低くても関わり方を工夫することで知識やスキルを獲得しやすい環境を作れる。逆に人と上手く接することができないと片方、或いは互いに負の影響が出て全体で弱くなるし、だからといって関わりを絶ってしまうと一人分の力しか発揮できない上に組織としての成長機会が失われる。知識やスキルが使えるところは限定的ですが、人との関わりはあらゆる場面で発生するものですしね。もちろん知識やスキルの欠如はコミュニケーションの阻害要因にもなりうるし、きっかけをつくれるものでもあるので、幅広く知識やスキルをものにしていく努力も大切なので頑張ります。

 

2019年目標

テーマは3つ。

  1. 中長期的な視点を持つ
  2. 人のあたたかさ、つながりを大切にする
  3. 自立するための力をつける

中長期的な視点を持つ

自分もそうですがどうしても人間は目先の損得に左右されやすいものだと思います。自分が本当に達成したいことはなんなのかを中長期的に意識した上で、ただ収穫するだけではなく、種をまいて次なる芽を待つような選択もできるようにしたいです。就活で「会社」というものの戦略を考える機会があったのがきっかけですが、ビジネスに限らず、研究就職結婚遊びなんでも、「人を生きる」身としての自分の原則を考え、指針ある行動を意識したいです。


人のあたたかさ、つながりを大切にする

合理的な頭の使い方をすることが多かった一方で、相互の「信頼」や人としての「温かさ」の大切さを痛感した年でもありました。究極のつながりである家族に対して、これまで出会った友人に対して、これから出会う人たちに対して、お互いがいい意味で依存しあえるような温かいつながりになるように接したいです。本当に基本中の基本ですが「ありがとう」と「ごめんなさい」はしっかり伝えます。意外とできないんですよね。


自立するための力をつける

今のところ卒業したらすぐに実家を出るつもりです。家の維持、お金、健康、全てについて自分で自分の面倒をみる力は家を出ないと身に付かないですし、人として自立した上で最終的に親に恩返しできる人になりたいです。他人とうまく付き合うとか以前に自分をしっかりコントロールできる方が優先度としては高い。そのためには自立するために必要な経験、習慣、お金を2019年のうちから身につけていきたいと思います。具体的には家の家事を手伝う、規則正しい生活運動習慣、貯金するための支出入管理です。

 

まとめ

最近は2020年がフィーチャーされていて、2019年は2020年のための通過点として捉えられがちかもしれませんが、ちょうど平成が終わり新しい年号に変わる年でもあります。元号は形式的な節目ですが、個人としても社会としても変化が必要なタイミングであることは間違いないと思ってます。これからの10年をいい方向に推し進められるような1年にしたいですね。

 

TikTokについてアンケートをとってみた

 

先日TwitterTikTokについてこんなアンケートをとってみました。

 

 

僕のフォロワーはほとんどが20代で、平均と比べてたくさん勉強しているような大学生が多いというのは前提条件として結果を見ると、TikTokに対するイメージの良し悪しは全体で35対65くらい、そしてTikTokをインストールせずに悪印象を持っている方が多い。

 

Twitterとかアニメにハマって少し上の世代に難色を示された時に僕はこう考えたんですよ。今後何か新しいもの、新しい文化が出てきた時に中身をまったく見ずに否定するガンコな大人にはなりたくないなと。そこらへんの新陳代謝は高くキープしたい。

 

そんなところに10代でバチバチに流行ってるTikTokが出てきた。僕はTikTokをみた時、多分広告のイメージがあまり好きじゃなかったからなんだけど、「なんか苦手だな」って反射的に思ったんですよ。そんで僕の同世代だとTikTokに対していいイメージを持ってない人が多そうだった。「あ、これもしかしておじさん化の予兆では?」と思ったね。とりあえずインストールしていろいろみてみました。

 

TikTokの感想

・フィルターで補正された動画で承認欲求を満たせそう

・同級生がみんなやってたら自分もハマりそう

・芸能人の動画コンテンツがたくさんあるの素直に良い(PerfumeTikTokめっちゃいい)

・タイムラインみてるとずっとハイテンションで落ち着かないから検索で見たい動画選ぶ使い方の方が好き、コンテンツを把握していないからか検索しにくい

・たまにめっちゃ腹立つやついるw

・投稿は恥ずかしくてできなかった()

ハイテンション口パク動画にはやはりノリきれない部分があり、「TikTok好き!」とはなりませんでした笑

 

ただTwitterFacebookが流行っている中で、インスタが写真というフォーマットに縛って新しいプラットフォームを作ったように、TikTokがショートムービーだけのプラットフォームを作りここまでユーザーを獲得できたことは切り出し方として素晴らしい。ハイテンション口パクパンパン動画に終始せず、もっと大きな広がりを持ちうる予感はしますね。個人的にはTwitterでみる1分くらいのおもしろ動画が好きなのでそういうコンテンツだけ集めたものがあったら使いたいです。Youtubeの8分くらいの動画でもちょっと長い笑

 

まあ言いたかったのはTikTokの良し悪しというより、「新しいものが出てきたらとりあえず中身を見てみる」をこれからも意識したいということです。TikTokは「なんか嫌」の例ですが、昨今話題の「AI」「Deep Learning」あたりは逆に大きい声の人が「とりあえずAIつくってよ?」「DeepLearningでなんとかなるっしょ」的なことを言って失敗する例も聞きます。「よく分からないけどいいらしいから採用」も結局中身を見ていないという点で一緒で、ある程度本質的な理解にリソースを割くのを怠ってはいけませんね。

 

P.S.  なんとなくブログにもう一捻り足りない気がします。最近前田裕二さんの「メモの魔力」という本を読んで思ったのは、思考の抽象化からの「転用」が僕には足りていないのでしょう。のんびり鍛えます。